組織内での定着を目指すワークショップ

この記事では、チームリーダーが気候変動へのチャレンジに備えるための2時間のワークショップについて説明しています。このワークショップでは、社内での優れたアンカーリングを確保し、エンゲージメントを生み出すための強固な基盤を構築します。

 

はじめに

 

この記事では、チームリーダー、親善大使ならびに経営者層を対象として気候変動へのチャレンジに向けた準備を行う2時間のワークショップについてご説明します。このワークショップは効果的な組織内の定着と知識共有を図り、積極的な関与を生み出すためのゆるぎない土台作りを目指します。

 

アジェンダと主催者に求められる役割

 

  1. 期待の管理(約10分)
  2. プロジェクトグループおよび/またはCEOからの紹介(20~30分)
  3. 気候に関するミニクイズ(約10分)
  4. グループ作業(約45分)
  5. まとめ(約15分)

主催者としてのあなたの主な役割は、アイデアを安心して共有できるような良い場の雰囲気を保つことです。ワークショップでは何ひとつとして悪いアイデアはありません!:)

 


1.期待の管理

 

部屋に集まった全員に、自己紹介と、各人がこのワークショップおよび気候へのチャレンジに期待することを(1~2文程度で)共有してもらいます。


2.プロジェクトグループおよび/またはCEOからの紹介

 

ワークショップの前に、プロジェクトグループが経営者層と共に、このプロジェクトおよび持続可能性が重要な理由を説明しておくと良いでしょう。この点をまだ明確にできていない場合は、ワークショップの場を利用して説明することもできます。弊社の用意したテンプレートを使用してキックオフ用のプレゼンテーションを作成し、ご自身の所属企業に合わせてカスタマイズしてください。 まずはじめに、あなた自身の個人的な動機について話します。あなたにとって気候変動や環境が重要なのはなぜか?オーディエンスも議論に巻き込むようにしましょう。説明方法の例:短い動画を見せ、その内容に同感できるか、またはプレゼンテーションの内容に同感できるかををオーディエンスに問う。

 


3.グループ作業



3~6人単位のグループに分けます。ポストイット複数枚、ペンと、A2サイズの紙1枚を各グループに配布します。 企業の戦略と気候変動へのチャレンジの中核となるアクティビティを定着させることを目的とし、各グループで3つのタスクを行ってもらうことを説明します。各タスクにおいてグループが行う作業は以下の通りです。

  • 各人で黙って、自分の意見を考えてポストイットに回答を書く。大文字で書いてもらいます。(各タスク2~5分)
  • グループごとに話し合い、キープしたいアイデアを(できれば)3つのポストイットに絞り込み、A2用紙の片隅にまとめて張り付ける(5~15分)。

 

3つのタスクは以下の通りです。

 

  •  [あなたの企業にとって] 持続可能性にまつわる最大の課題は何ですか?(1つ~3つの課題)
  • 全国規模での排出量の削減に寄与し [あなたの企業の] 評判を高めるため、従業員であるあなたにできる貢献は何ですか?
  • 積極的な参加を促しチャレンジを視覚化していくため、親善大使であるあなたにできることは何ですか?

 

まとめ

 

すべてのグループに結論を発表してもらいます。 手短なまとめを伝えてワークショップを締めくくります。 親善大使の動画クリップは、小さくても強力な手段として活用できます。ワークショップ中に作成してもよいでしょう。このような動画クリップは、長い動画であったり大がかりなものである必要はありません。正直にその人ならではの紹介ができれば十分です。各動画はソーシャルメディアで共有してもよいでしょう。

 


 
 

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